南極

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南極の旅行情報

南極はどんなところ?

1991年に定められた南極条約によると、南極とは南極点を中心とする南極大陸及びその周辺の海域を含む地方を指し、南緯60度より南のすべての地域は領有権主張を凍結され、どの国家にも属さない唯一の大陸です。
今日では大陸に点在する各国の研究施設に通年で1,000人から5,000人の研究者が滞在し、自然状態では寒冷極地に適応した限られた種の動植物が生存する厳しい環境です。
丸みを帯びた大陸の直径は約4,000km、面積は1,400万平方km以上、日本の国土の約36倍にもなる広大な白い大陸です。

南極大陸の表面の90%は氷に覆われており、平均気温は内陸部では最暖月で-45℃~-15℃、最寒月は-70℃~-40℃にも達します。沿岸部では最寒月で-32℃~-15℃、最暖月で-5℃~5℃となり、旅行者はこの最暖期にのみ旅行が可能となります。10箇所以上の火山があり、山岳地帯は平均して海抜2,250m以上。近年は世界で最も気温が低くなったとして氷点下93℃が報告されました。

南極へのアクセス

南極へのツアーは一般的にクルーズ船でのツアーになります。これらのツアーの発着地はアルゼンチンのウシュアイア、もしくはチリのプンタアレナスが一般的です。
ウシュアイアに行くには、アルゼンチンのブエノスアイレス経由、プンタアレナスに行くにはチリのサンティアゴに向かいます。

日本→経由都市→ブエノスアイレス

北米経由:アメリカン航空(ダラス)、デルタ航空(アトランタ)、ユナイテッド航空(ヒューストン)、エアカナダ(トロント)
欧州経由:ルフトハンザ(フランクフルト)、エールフランス(パリ)、アリタリア航空(ローマ)、ブリティッシュエアウェイズ(ロンドン)
中東経由:エミレーツ航空(ドバイ)、カタール航空(ドーハ)

日本→北米都市→サンティアゴ

北米経由:アメリカン航空(ダラス)、デルタ航空(アトランタ)、エアカナダ(トロント)
欧州経由:エールフランス(パリ)、ブリティッシュエアウェイズ(ロンドン)
豪州経由:カンタス航空(シドニー)

ブエノスアイレスからウシュアイアイへ

ブエノスアイレス→国内線→ウシュアイア
ブエノスアイレスから約3時間半。アルゼンチン航空が主。ラン航空はエル・カラファテ、リオ・ガジェゴスを経由してのフライトがあります。セントロまでは約7km、市内までは車で約15分。

サンティアゴからプンタアレナスへ

サンティアゴ→国内線→プンタ・アレナス
サンティアゴから約3時間30分。夏季はラン航空が1日4便の運行。また夏季の間はプエルト・モンからも週2便運行、2時間30分。市内まで約20km、車で約20分の場所にあります。

南極の見どころ

南極へのクルーズは、サウスシェトランド諸島と南極半島をフィヨルドと壮大な氷山に沿って航行しながら、海鳥の群れや、ペンギン、アザラシ、クジラ等のウォッチングを楽しみます。
クルーズの途中に連日何度か小さなボートに移ってのガイディングやクルーズで大変楽しくアクティブな日をお過ごしいただけます。

Port Lockroy(ポート・ロックロイ)
19~20世紀に使われた捕鯨船の避難基地。当時の名残の捕鯨の道具なども見ることが出来ます。
Peterman Island(ピーターマン島)
ゼンツーペンギンの南限営巣地であり、アデリーペンギンなども生息しています。
Paradise Harbor(パラダイス湾)
南極で最も美しい幻想的な景色が広がります。この近くにチリとアルゼンチンの南極基地もあります。
Deception Island(デセプション島)
この島を広く知らしめているのは、南極での温泉入浴。ツアー参加の際には是非水着をお持ちください。
南極の氷河 南極の氷河 南極の氷河 南極 氷に閉ざされた視界 南極の流氷 南極の流氷

南極は、極めて特殊で厳しい環境という場所に適応した、様々な生物が生存しています。
極地の生活に特化した為、これらの動植物の多くは外的要因の影響を受けやすく、将来にわたっての保護が私たちの大切な役割でもあります。

南極に生きる主な動植物

ゼンツーペンギン
コウテイペンギン、キングペンギンに次ぐ大きさ。両目をつなぐ白い模様とオレンジ色のくちばしが目印。
キングペンギン
体長1mにもなる大きなペンギン。魚やイカなどを食料として海岸地域での集団繁殖が有名です。
ヒョウアザラシ
主にオキアミや軟体動物、魚類を食べますが、ペンギンや他のアザラシも食べます。
ナンキョクオオトウゾクカモメ
ペンギンの集団繁殖地周辺で卵やヒナを捕食します。他の海鳥が採った餌を奪うこともあることからこの名前が付いています。
クロミンククジラ
南極海を主な生息圏とする小型のクジラ。オキアミを食べてます。
ナガスクジラ
商業捕鯨の縮小により数が増えて来ました。
ダイオウホウズキイカ
ダイオウイカ以上に巨大である可能性を持った赤褐色のイカが南極の深海に住んでいるらしいです。
シャチ
地球上で最も広く分布する哺乳類として、南極ではクロミンククジラを食べたりペンギンやアザラシを食べたりしているらしいです。
地衣類
南極大陸には約400種の地衣類系菌類が生息しています。

お勧めのクルーズ
Antarctica XXI
チリのプンタアレナスをベースとする会社で、クルーズだけでのツアーのみならず、南極の「フレイ基地」への航路を利用した、フライ&クルーズという南極ツアーに新たな選択肢を提供してくれました。悪天候で名高い“ドレーク海峡”をもひとっ飛びの“フライ&クルーズ”は一押しです。

Quark Expeditions
南極だけでなく、北極へのツアーも手がける高緯度地域ツアーのリーダー的会社です。最新の砕氷船を用いたツアーには、様々な知識を持った専門家も同行し、憧れの地・南極のツアーに更なる深みを与えてくれます。

南極旅行メモ

南極の旅行のベストシーズンは現地が夏を迎える12月~3月です。

※環境保護に関する南極条約議定書に基づき、南極へのツアーにご参加になる場合、環境省への届出が必要となります。現地からのツアー参加も同様に事前の届出を求められます。
弊社での南極旅行をご希望の方は確認申請または届出の代理申請も執り行っております。お気軽にお問い合わせください。