午後　オタワからチャーター機でグリーンランドのカンゲルルススアークに向け出発します。
北極圏の僅か北に位置する米軍基地に到着します。
ゾディアックで13日間旅をともにするアカデミック･アイオフィー号に乗船します。
夜通しかけてフィヨルド地帯を抜け、デービス海峡へと進路を取ります。

シシミウトの町へ立ち寄る前に、背後に広がるフィヨルドの探索へ行きましょう。
ここではグリーンランドの伝統的なカヤックを楽しんでいる人たちを見ることができるでしょう。

自然の驚異を感じることの出来る、ヤコブシャーベン･アイスフィヨルドは巨大な氷山をディスコ湾へと吐き出しています。
イルリサットの町への移動は、溶け出している氷の量に影響を受けます。
また、イルリサットはグリーンランドで最も有名な探検家のクヌード･ラスムッセンの故郷としても知られています。

バフィン島の周囲に点在する氷の継ぎ目を探します。
私たちの海上での時間は、氷の量と動物たちの出現状況によって変わってきます。
バフィン湾を横断しながら、ザトウクジラ、アザラシや多くの海鳥などが待ち受けています。

バフィン島の周囲に点在する氷の継ぎ目を探します。
私たちの海上での時間は、氷の量と動物たちの出現状況によって変わってきます。
バフィン湾を横断しながら、ザトウクジラ、アザラシや多くの海鳥などが待ち受けています。

ポンドインレットの町に立ち寄り、この地に暮らす長老や若者たちの文化的な展示がされているNatinnakセンターを訪れます。
イヌイットたちの彫刻品、ジュエリーや工芸品などを購入することもできます。

ランカスターサウンドは、北極海の中でも屈指の野生動物たちの生育の場です。
高緯度の島々からの大量の水の流入によって、きわめて栄養度の高い海域になっています。
氷の状況や天候によって立ち寄れる箇所は変わってきます。

ランカスターサウンドは、北極海の中でも屈指の野生動物たちの生育の場です。
高緯度の島々からの大量の水の流入によって、きわめて栄養度の高い海域になっています。
氷の状況や天候によって立ち寄れる箇所は変わってきます。

ビーチ―島はこの北西航路を通るツアーにとって非常に重要な場所になっています。
この島は1845年にフランクリンが不運な遠征の結果として氷の中に消えてしまう前、最後の越冬地でした。
60年後、ロアルド・アムンゼンが北西航路の最初の航海に成功した時にもこのビーチ―島に停泊しました。
ビーチ―島を通過した後、南に進路を取りプリンス･リージェント･インレット、鳥たちが断崖絶壁に巣を作るプリンス･レオポルト島へ向かいます。
プリンス･レオポルト島はクロウミガラス、クロアシミツユビカモメ、フルマカモメなどの渡り鳥の保護区になっていて、カナダ北極圏の中でも重要な島です。
ホッキョクグマ、ベルーガ、イッカク、ホッキョククジラなどとの出会いも期待できます。

氷の状況が良ければ、プリンス・リージェント･インレットを南下しベロー海峡の東端に接近します。
サマーセット島の南端に位置するフォート･ロスはかつてのハドソン湾会社の毛皮取引の前哨基地でした。
この海域の豊かな水は、タテゴトアザラシ、アゴヒゲアザラシやホッキョクグマどがみられます。

ベロー海峡からビクトリア海峡を抜け、プリンスエドワード島の東に位置するカニンガム湾を目指します。
このエリアは北西航路の中でも最も注目すべき野生動物の観察スポットで、ホッキョクグマたちの姿が多くみられる場所なのです。
また、ベルーガ達は湾の浅瀬にやってきて砂砂利に白い肌を擦りつけるしぐさを見ることが出来ます。
潮が引いた後、クジラたちがホッキョククジラが作った浅瀬に取り残されてしまう光景も見られます。

フランクリン隊が凍る北極海に閉じ込められた最後の数か月のことは僅かしか知られていません。
ビクトリア海峡の氷の中に乗り捨てられたその船の中には、往時を偲ばせる痕跡は残っていません。
私たちはビクトリアポイントを訪問し、北極への道を開拓した勇敢な探検家たちに思いを馳せます。

午前　ビクトリア島の南海岸に位置する、ケンブリッジベイのコミュニティを訪問します。
この辺りは恵まれた漁場であり、また狩猟の中心的なエリアでもあります。
アカデミック・アイオフィー号はこの町に投錨し、長い旅路も終わりを迎えます。
空路、チャーター機でエドモントンへ。